家族全員の意見が入った家

以前は、両親が20年ほど前に建てた家に住んでいました。まだまだ建て直しには早いタイミングでしたが、私が当時の会社に勤めて6年目で仕事環境も安定したこともあり、先を見据えて建て直そうと言うことになりました。特に付き合いのある建築屋さんもないので、物は試しと近くの住宅展示場へ行ったのが始まりでした。

展示場の2件目に入った建物の、仕様が気に入り、何より付いて説明してくれた担当の方の人柄が良く、新築するならこの建築会社にしようと決めていました。

後日仕事から帰ると、住宅展示場で説明を担当してくれた方が、担当営業となる挨拶に来ていたのです。そこから、私も両親も新築に向かって走り始めたのです。設計にはとても時間を掛けました。キッチン回りには母の妥協しない意見が反映され、リビングはあまり広くないので、ソファーを置かなくても楽に座れるようにと、私の提案で堀こたつ風になりました。こちらの意見が変わる度に、営業の方は何度も会社の設計部門に設計図を書き直してもらうことになり、大変だったと思います。

特にキッチン回りについては、私や父が「お母さん、こんな感じでいいんじゃないの?」と諭そうとしても、頑として母は妥協せず、少々険悪な雰囲気になったりもしましたが、営業の方が、場を和ませてくれたりもしました。

鉄筋セラミックのその新築の家は、工期も3ヶ月ほどだったと思います。建て替えと同時に、住宅部分の名義が私になると言うこともあり、完成後初めて家に入った時は、大変感動しました。また、一番思い出に残ったのは、営業の方の人間性だったかもしれません。